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機材・DTM2026.08.11

EQ(イコライザー)の使い方 初心者|こもる・埋もれるを直す基本

録った音が「なんだかこもる」「ボーカルが埋もれる」「耳に痛い」——その悩みのほとんどは、EQ(イコライザー)で直せます。EQは、音の高さごとの音量を調整する道具。難しそうに見えますが、初心者がまず覚えるのは「いらない帯域を削る」ことだけです。この記事では、EQの考え方、こもり・埋もれ・痛さの直し方、ボーカルの抜けを良くするコツを、宅録初心者向けにまとめました。

EQとは?何ができるのか

EQ(イコライザー)は、音を高さ(周波数)ごとに分けて、音量を上げ下げする道具です。低音を削ってスッキリさせたり、ボーカルの抜ける帯域を少し持ち上げたり。ミックスで音がぶつかって濁るのを整理するのも、EQの仕事です。

難しく考える必要はありません。まずは「削って整理する」道具だと捉えてください。EQはミックスの土台なので、これができるとボーカルミックスのやり方の質が一段上がります。ミックス全体の流れはミックスとマスタリングとはで先に押さえておくと理解が早いです。

この記事の結論EQは音を高さごとに上げ下げする道具。初心者はまず「引き算(削る)」から。こもりは200〜400Hz、抜けは3〜5kHz、痛さは高域を探して削る。数字は目安、最後は耳で判断。上げすぎ・削りすぎに注意。

帯域のざっくりした地図

細かい数字を覚える前に、大まかな帯域の役割を知っておくと迷いません。

帯域だいたいの役割いじると
低域(〜250Hz)重さ・厚み削ると軽く、上げると太くなる
中低域(250〜500Hz)こもり・もこもこ削るとスッキリする
中域(500Hz〜2kHz)音の芯・存在感いじりすぎると不自然に
高中域(2〜6kHz)抜け・明瞭さ上げると前に出る/痛くもなる
高域(6kHz〜)空気感・きらめき上げると華やか、削ると落ち着く

この地図が頭にあると、「こもる=中低域が多い」「埋もれる=抜けの帯域が足りない」と原因を推測できるようになります。

まず覚える「引き算EQ」

初心者がまず覚えるべきは、足すより削る「引き算EQ」です。いらない帯域を削るほうが、音が濁りにくく失敗しにくいからです。手順はシンプルです。

  • ①怪しい帯域を大きく上げる:狭い幅(Q)でブーストし、周波数を左右に動かす。
  • ②耳障りな場所を探す:一番不快に響く点が、その音の弱点。
  • ③そこを少し削る:見つけた帯域を、今度は少しだけカット。

この「探して削る」を各トラックでやるだけで、ミックスの濁りが減り、一つひとつの音がはっきりします。削りすぎると痩せるので、やりすぎたら戻すを繰り返しましょう。

悩み別・直し方の目安

  • こもる・もこもこ:200〜400Hz付近を少し削る。低音を整理するとスッキリします。
  • ボーカルが埋もれる:3〜5kHz付近を少し上げると前に出ます。上げすぎると耳に痛くなるので少しずつ。
  • 耳に痛い・キンキンする:2〜4kHzか、6〜8kHzあたりに痛い点があることが多い。探して削ります。
  • 低音がぶつかって濁る:ボーカルやギターの不要な低域(80〜120Hz以下)をカット。ローカットは万能の整理術です。

数字はあくまで目安です。曲や声で最適な帯域は変わるので、必ず耳で確かめてください。ノイズが気になる場合の対処は宅録のノイズ対策も合わせてどうぞ。

やりすぎないための注意点

EQで一番多い失敗は、やりすぎです。あちこち大きく上げると、不自然でペラペラな音になり、音割れの原因にもなります。ブーストは控えめに、削るのを基本に。そして曲全体を鳴らしながら調整すること。一つの音だけで完璧にしても、全部が鳴ると印象が変わります。

迷ったら、EQをオン・オフして「本当に良くなったか」を耳で比べてください。良くなっていなければ、いじらないのが正解です。EQは音を良くする魔法ではなく、整理する道具。無料のDAW標準EQで十分に戦えます(無料で始めるDTM)。仕上げの音量まで含めた考え方はミックスとマスタリングとはで全体像をつかみましょう。

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よくある質問

Q. EQは足すのと削るの、どちらがいいですか?

A. 初心者はまず「削る(引き算EQ)」から。いらない帯域を削るほうが音が濁りにくく、失敗しにくいです。足す(ブースト)は削ったあとに少しだけ。上げすぎると不自然になり、音割れの原因にもなります。

Q. どの帯域をいじればいいか分かりません。

A. まず気になる帯域を大きくブーストして耳障りな場所を探し、その帯域を少し削る手順が分かりやすいです。こもりは200〜400Hz、ボーカルの抜けは3〜5kHzが目安。数字は目安で、最後は必ず耳で判断してください。

Q. 無料のEQでも十分ですか?

A. 十分です。ほとんどのDAWに標準EQが付いており、無料でも高品質なEQが多数あります。大切なのは値段ではなく、削る・足すの考え方と、耳で判断する習慣です。まずは標準EQで基本を身につけましょう。

※ 本記事は情報提供を目的としたものです。最新の内容・料金・キャンペーン等は無料相談時にご案内します。スタールートは全国どこからでもオンラインでご相談いただけます。

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