コードが押さえられるようになったら、次はストローク——弦をかき鳴らして、リズムを刻む弾き方です。弾き語りの「ジャカジャカ」という、あのリズム。コードが正しく押さえられても、ストロークのリズムがぶれると、曲がうまく成立しません。逆に、安定したストロークができれば、少ないコードでも曲がぐっと生き生きします。実は、基本のパターンを一つ覚えるだけで、多くの曲が弾けます。この記事では、ストロークの基本、ピックの持ち方と振り方、ダウン・アップの弾き方、8ビートの基本パターン、リズムをキープするコツ、曲調別の使い分け、弾き語りでの応用まで、リズムに乗って弾けるようになるストロークの基本をまとめました。
ストロークとは、ピックや指で複数の弦をまとめてかき鳴らし、リズムを刻む弾き方のこと。弾き語りの土台となる演奏スタイルです。コードを押さえた左手に対して、右手(ストロークの手)がリズムを生み出します。
ストロークで何より大切なのは、リズムを一定に保つこと。どんなに正確にコードを押さえても、リズムがぶれると曲は崩れます。逆に言えば、安定したリズムさえあれば、シンプルなストロークでも十分に曲になるのです。まずはコードの押さえ方を身につけてから(ギターコードの押さえ方)、ストロークでリズムを乗せていきましょう。リズム感を鍛える練習は口ドラムの始め方も役立ちます。
ストロークの基本は、ピックの持ち方と腕の振り方から。ここが安定すると、リズムが安定します。
コツは、「力まず、軽やかに」。ピックを強く握り、腕全体で力任せに振ると、リズムが硬くなり、疲れます。手首を柔らかく使い、ピックを軽く持って、リラックスして振りましょう。この脱力が、なめらかなストロークを生みます。
ストロークは、ダウン(下向き)とアップ(上向き)の組み合わせでできています。この2つを使い分けて、リズムパターンを作ります。
基本は、拍の頭で「ダウン」、その間で「アップ」。腕を振り子のように、一定に上下させ続けます。大事なのは、鳴らさないときも腕を止めないこと。弦に当てず、腕だけ振る「空ぶり」を混ぜることで、リズムのパターンが生まれます。「ダウン・ダウン・アップ・アップ・ダウン」のように、当てるところと空ぶりするところを組み合わせるのです。まずは、すべてダウンで、一定のリズムを刻む練習から。慣れてきたら、アップを混ぜていきましょう。腕を止めずに動かし続ける——これがストロークの土台です。
いちばん基本的で、多くの曲に使えるのが8ビートのストロークパターンです。まずこれを一つ覚えれば、たくさんの曲が弾けます。
| パターン | 弾き方 | 向いている曲 |
|---|---|---|
| オールダウン | すべてダウンで一定に刻む | 力強い曲・練習の第一歩 |
| ダウン&アップ | ダウンとアップを交互に | 軽快な曲・ポップス |
| 8ビート基本形 | ダウンとアップに空ぶりを混ぜる | 幅広いポップス |
| ゆったりストローク | 1拍ずつゆっくりダウン | バラード |
ポイントは、まず一つのパターンを完璧にすること。あれこれ覚えるより、8ビートの基本形を一つ、体に染み込むまで練習するほうが役立ちます。腕は常に一定に上下させ、当てる・空ぶりを組み合わせてパターンを刻む。慣れたら、弾きたい曲に合わせて、パターンを少しずつ増やしていきましょう。リズムに合わせる感覚は、音楽全体の土台になります。
ストロークで最も大切な「リズムのキープ」。安定させるコツをまとめます。
いちばん効くのが、「腕を一定に動かし続ける」意識です。初心者は、鳴らすときだけ腕を動かし、鳴らさないときに止めてしまいがち。すると、リズムがガタガタになります。振り子のように腕を止めず、鳴らす弦だけを選ぶ——これが、安定したリズムの秘訣です。メトロノームに合わせて、まず一定のテンポを体に覚えさせましょう。リズム感は、練習で必ず身につきます(口ドラムの始め方)。
ストロークは、曲の雰囲気に合わせて使い分けると、表現が豊かになります。同じコードでも、ストロークで印象が大きく変わります。
大切なのは、曲の雰囲気に、ストロークの強さと速さを合わせること。盛り上がるサビは強く、静かなAメロは優しく。この強弱をつけるだけで、演奏に表情が生まれます。まずは基本パターンを一定に弾けるようになり、その上で曲調に合わせた工夫を加えていきましょう。作曲でも、この演奏の雰囲気づくりは活きてきます(作曲のやり方)。
ストロークができ、コードも押さえられても、「両方同時」になると、とたんに難しくなります。左手のコードチェンジと、右手のストロークを両立させる練習が必要です。
コツは、「ストロークの腕を止めない」こと。コードを切り替える瞬間、つい両手が止まってしまいがちですが、右手のストロークは一定に動かし続けます。コードチェンジの瞬間は、左手が間に合わなければ「空ぶり」でつなぐ。腕は振り続け、左手がコードを押さえ直したら、また鳴らす。この「右手は止めない」を守るだけで、リズムが崩れなくなります。最初はゆっくりのテンポで、両手が別々に動く感覚を体に覚えさせましょう。難しいFコードも、簡単な形で弾きながら慣れていけばOK(Fコードが押さえられない人へ)。両手の連携は、練習を重ねれば必ずできるようになります。
どれも、意識すれば防げます。合言葉は「腕を止めず、一定に、軽やかに」。安定したストロークができれば、シンプルなコードでも、あなたの弾き語りは生き生きと響きます。
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全部そろわなくても大丈夫。まずは「腕を一定に振り、オールダウンで刻む」——ここから始めてください。リズムに乗って弾けたときの気持ちよさは、格別です。安定したストロークが、あなたの弾き語りを支えます。
A. リズムを一定に保つことです。複雑なパターンより、まず一定のテンポでダウン・アップを刻めることが大切。腕を振り子のように動かし続け、鳴らす弦を選ぶイメージです。リズムがぶれると、どんなに正確に弦を押さえても曲が崩れます。メトロノームに合わせて、まず安定したリズムを身につけましょう。
A. 基本は、拍の頭でダウン(下向き)、その間でアップ(上向き)です。腕を一定に上下させ続け、鳴らしたいタイミングで弦に当てます。空ぶり(弦に当てず腕だけ振る)を混ぜることで、リズムパターンが生まれます。まずはすべてダウンで一定に弾く練習から始め、慣れたらアップを混ぜていきましょう。
A. まずは8ビートの基本パターンを一つ覚えれば、多くの曲に対応できます。全部を覚える必要はなく、弾きたい曲のリズムに合うパターンを、少しずつ増やしていくのがおすすめ。一つのパターンを完璧に弾けるようにするほうが、たくさんを中途半端に覚えるより役立ちます。
A. 最初は誰でも難しいものです。まずはストロークの手を止めずに、コードチェンジの瞬間だけ空ぶりする、という練習が有効。ストロークの腕は一定に動かし続け、その間に左手でコードを切り替えます。ゆっくりのテンポから始め、両手が別々に動く感覚を、少しずつ体に覚えさせましょう。