新曲やライブ、リリースを告知するとき、ただ「〇月〇日公開!」と文字で書くより、短い動画(ティザー)を一本添えるだけで、注目度がまるで変わります。ティザーとは、映画の予告編のように「続きが観たい」と思わせる短い予告映像のこと。全部を見せず、いちばん良い瞬間だけを切り取って、期待を高めます。しかも、スマホ一台で作れます。この記事では、ティザーの種類、用意するもの、15〜30秒の構成、何を見せるか、告知に必要な情報、縦型でのSNS展開、そしてフルMVや配信への使い回しまで、"待たせる"予告動画を作る手順をまとめました。
ティザー(宣材動画)とは、新曲・ライブ・リリースなどを予告する短い動画のこと。「ティーズ(じらす)」が語源で、映画の予告編と同じ役割です。全編を見せるのではなく、いちばん惹きのある部分だけを切り取り、「続きが気になる」状態で終わらせるのがポイント。これがあるだけで、告知が「お知らせ」から「イベント」に変わります。
文字だけの告知は流れて消えがちですが、動画は目に留まりやすく、SNSでも拡散されやすい。15〜30秒の短い動画を一本用意するだけで、告知の効果は大きく変わります。しかも、MVの一部や写真、音源があれば、スマホの無料アプリで十分に作れます。発信全体の設計はアーティストのSNS完全ガイドにまとめています。
ひとくちにティザーといっても、告知したい内容によって形が変わります。代表的な4種類を知っておきましょう。
| 種類 | 内容 | 見せる情報 |
|---|---|---|
| 新曲ティザー | サビの一節+映像で新曲を予告 | タイトル・公開日 |
| MV公開予告 | MVの見どころを数秒だけ | 公開日時・チャンネル |
| ライブ告知 | ライブ映像や写真+情報 | 日時・会場・チケット |
| 配信リリース告知 | ジャケット+サビ+配信の案内 | 配信日・サブスク名 |
どれも共通するのは、「良い部分をチラ見せ」+「いつ・何が・どこで」の情報という組み合わせ。目的(新曲か、ライブか、配信か)を最初に決めてから作ると、迷いません。まずは、直近で告知したいことを一つ選びましょう。
ティザーづくりに必要なものは、どれも手持ちで足りることが多いです。
MVがなくても大丈夫。写真のスライド+歌詞テロップ+サビ音源だけでも、立派なティザーになります。アー写を用意しておくと、告知動画にもそのまま使えて便利です(アー写をセルフで撮る方法)。まずは「今ある素材」で作り始めましょう。
ティザーは短いので、構成はシンプルに。次の3ブロックで組むと、伝わる予告になります。
ポイントは、全部を見せないこと。「ここから先が気になる!」というところで終わらせるのが、ティザーの技です。尺は15〜30秒に抑え、SNSのショート枠にそのまま流せる長さに。冒頭で掴む考え方はMVからショート動画を切り出す方法とも共通します。
限られた秒数で、何を見せるか。優先順位はシンプルです。「いちばん良い瞬間」から。
迷ったら、「自分がいちばん聴かせたい8秒」を軸にすると決まります。全部を詰め込まず、一つの強い瞬間に絞る。世界観を統一するために、ロゴやジャケットのトーンと合わせると、ぐっとプロっぽくなります(ジャケットで世界観を伝える)。
ティザーは「雰囲気」だけでなく、「行動に必要な情報」を必ず入れます。ここが抜けると、せっかく惹きつけても次につながりません。目的別に、載せるべき情報を確認しましょう。
情報は、読みやすく・短く。動画の終盤に、はっきりしたテロップで見せます。そして、SNSのキャプションや概要欄にも同じ情報とリンクを書いておくと、動画を見た人がすぐ行動できます。「惹きつける」と「案内する」の両方があって、初めて告知は機能します。
ティザーは、縦型(9:16)で作ってSNSに流すのがおすすめです。TikTok・Instagramのリール・YouTubeショートに、そのまま投稿できます。1本のティザーを複数のSNSに横展開すれば、告知が一気に広がります。
それぞれのプラットフォームで少し見せ方を変えると、さらに効果的。TikTokは掴み重視(スマホ動画の作り方)、Instagramは世界観、YouTubeはフル動画への導線。告知のタイミングは、公開の数日前から複数回流すと、忘れられずに本番を迎えられます。一度だけでなく、リマインドも兼ねて何度か出しましょう。
ティザーは、告知して終わりではありません。フルMVや配信への「入口」として設計しましょう。ティザーで惹きつけた人を、本編(フルMV)や配信ページへ連れていくのです。
概要欄やキャプション、コメント固定に、フル版や配信のリンクを置く。「続きはこちら」の受け皿を用意しておけば、ティザーの注目が、実際の再生や配信の再生に変わります。ティザー→本編→ファン化の流れは、ショート運用と同じ考え方です。MVの企画から作り方はMVの企画・絵コンテの作り方にまとめています。まずは次の告知で、短いティザーを一本作ってみましょう。
どれも、少し意識すれば防げます。「良い所をチラ見せ+必要情報+導線」——この型さえ守れば、伝わるティザーになります。
STAR ROUTE MUSIC AGENCY
良い曲やMVができても、それをどう告知し、期待を高めて届けるかで結果は変わります。スタールートは、書類や音源だけで一方的に選別しません。まずオンラインで面談し、あなたの音楽や今の状況を直接聞くところから始めます。告知や発信の設計から、SNS運用代行(4か月で+1,000フォロワーに届かなければ全額返金)まで、全国どこからでも完全オンラインで伴走します。未経験・地方在住も歓迎、相談は何度でも無料、無理な勧誘はありません。
全部そろわなくても大丈夫。まずは次の告知に向けて、サビ音源と写真数枚で、短い予告を一本。その15秒が、あなたの作品への期待を作ります。
A. 15〜30秒が目安です。ティザーは『全部見せる』ものではなく『続きを待たせる』もの。短くまとめ、いちばん良いサビの一節と、日付・タイトルなどの必要情報だけを伝えます。長すぎると予告の意味が薄れます。SNSのショート枠にそのまま流せる長さが便利です。
A. 新曲なら『サビの一節+印象的な映像+タイトル・公開日』が基本形です。全編を見せず、いちばん惹きのある瞬間だけを切り取り、続きが気になる状態で終わらせます。ライブ告知なら日時・会場・チケット情報を、リリース告知なら配信日とタイトルを、はっきり載せましょう。
A. 作れます。ティザーは短いので、無料のスマホ編集アプリで十分です。素材(サビ音源+数カットの映像や写真)を並べ、テロップで情報を足すだけ。凝った演出より、伝えたい情報がはっきり見えることが大切です。まず1本、シンプルに作ってみましょう。
A. 作れます。写真のスライド、歌詞テロップ、制作風景、弾き語りの一部など、動く映像がなくても素材はいろいろ。サビ音源に静止画とテロップを合わせるだけでも、立派なティザーになります。まずはある素材で作り、次の作品でMVを足していけば十分です。