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AI・ツール2026.07.27

Suno AIのプロンプトのコツ|狙った曲を出す指示の書き方

「頭の中ではもっと切ない曲だったのに、出てきたのは元気なポップス」。Sunoを使っていて、こういうズレにガッカリした人は多いはずです。結論から言うと、思った曲が出ないのは才能でもセンスでもなく、指示の書き方の問題であることがほとんど。プロンプトには「効く順番」と「効く粒度」があります。この記事では、ジャンルやムードの言語化から、スタイル欄と歌詞欄の役割分担、メタタグの使い方、そして狙いに寄せる微調整の回し方まで、そのまま真似できる具体例つきで整理します。読み終わるころには、頭の中の曲をだいぶ引き出せるようになっているはずです。

なぜ「思った曲」が出ないのか

Sunoが変な曲を出すのではありません。多くの場合、指示が「あいまい」か「盛りすぎ」のどちらかです。たとえば「かっこいい感じの曲」とだけ書いても、AIにとっての「かっこいい」は無限にあります。逆に「切なくて激しくて優しくて壮大でおしゃれなロックバラード」のように形容詞を詰め込むと、要素どうしが打ち消し合って、輪郭のぼやけた平均的な曲になります。

コツは、伝えるべき情報を分解して、必要なぶんだけ具体的に渡すこと。人間の作曲家に発注するときも「なんかいい感じで」では困りますよね。ジャンル、テンポ、雰囲気、ボーカル、主役の楽器。この5つを押さえるだけで、出力の安定度は大きく変わります。

POINT思った曲が出ない原因は、たいてい「あいまい」か「盛りすぎ」。情報を分解し、必要なぶんだけ具体的に渡すと一気に安定する。

スタイル欄と歌詞欄の役割分担

まず大前提として、Sunoには大きく2つの入力欄があります。ここを混同すると狙いがぶれます。

  • スタイル(Style of Music)欄/どんな音にするかの指示。ジャンル・ムード・楽器・テンポ・ボーカルの性質を書く場所です。「歌う言葉」ではなく「曲の設計図」を入れます。
  • 歌詞(Lyrics)欄/実際に歌わせる言葉と、曲の構成を書く場所です。ここに書いた言語で歌ってくれます。日本語を入れれば日本語で歌います。

ありがちな失敗が、スタイル欄に歌詞の断片を書いてしまう、あるいは歌詞欄に「明るいポップスで」と設計の指示を書いてしまうケースです。設計はスタイル欄、歌う言葉は歌詞欄。この住み分けを守るだけで、意図が正しく伝わりやすくなります。日本語で自然に歌わせたい人は、母音や語尾の扱いにコツがあるのでSunoで日本語の歌詞を歌わせる方法もあわせて読んでみてください。

POINTスタイル欄=曲の設計図、歌詞欄=歌う言葉。設計の指示を歌詞欄に書かない。この住み分けが第一歩。

5要素の言語化テンプレ

スタイル欄に入れる情報は、次の5つを意識すると迷いません。それぞれ英語の定番ワードで書くほうが解釈がぶれにくい傾向があります。

要素書くこと具体例
ジャンル音楽の種類city pop / acoustic ballad / lo-fi hip hop / J-rock
ムード感情・雰囲気nostalgic / melancholic / warm / uplifting
楽器主役にしたい音electric piano / acoustic guitar / synth pad / strings
テンポ速さ(BPM)70 BPM(バラード)/ 120 BPM(軽快)
ボーカル声の性質female vocal / soft male vocal / airy / powerful

これを一行につなげると、たとえば「city pop, nostalgic, warm female vocal, electric piano, 90 BPM」のようになります。ポイントは順番ではなく「1曲につき1つの世界観」に絞ること。ジャンルを2つ混ぜたいときも、まずは片方で作ってから寄せていくほうが安定します。テンポは数字で指定できると狙いに近づきやすく、バラードなら60〜80、ミドルなら90〜110、アップなら120以上が目安です。

メタタグで曲の展開を操る

「サビをもっと盛り上げたい」「静かに始めて後半で爆発させたい」。こうした展開の狙いは、歌詞欄のメタタグで伝えます。各ブロックの前に、角カッコで役割を書くだけです。

  • [Intro] 前奏/[Verse] Aメロ・Bメロ
  • [Pre-Chorus] サビ前の助走/[Chorus] サビ
  • [Bridge] 落ちサビ・転調/[Outro] 後奏・締め
  • [Instrumental] 歌なしの間奏/[Guitar Solo] ソロ指定

たとえば静かなAメロから大サビへ持っていきたいなら、Verseは言葉数を少なめに、Chorusで言葉を増やして母音を伸ばすと、AIも自然に盛り上げてくれます。何もタグを付けないとAIが構成を勝手に決めるため、サビが立たなかったり展開が平坦になったりしがちです。狙いがあるならタグで導く、おまかせでいいなら付けない。この使い分けで十分です。

そのまま使えるプロンプト例

言葉だけだとイメージしにくいので、目的別に3つ挙げます。スタイル欄にそのまま貼って、そこから微調整してください。

1. 泣けるバラード
スタイル欄:acoustic ballad, melancholic, warm, soft female vocal, piano and strings, 68 BPM
歌詞欄の頭に[Intro]、サビ前に[Pre-Chorus]、サビに[Chorus]を置く。

2. 通勤で聴きたいシティポップ
スタイル欄:city pop, nostalgic, groovy, smooth male vocal, electric piano and funky bass, 100 BPM
間奏を効かせたいので、2番のあとに[Instrumental]を入れる。

3. ショート動画に映えるアップ曲
スタイル欄:upbeat J-pop, bright, energetic, powerful female vocal, punchy drums and synth, 128 BPM
冒頭からサビにしたいなら、いきなり[Chorus]から歌詞を始める。

3つとも「ジャンル・ムード・楽器・テンポ・ボーカル」がひととおり入っているのが分かるはずです。基本操作や作品への活かし方はSuno(AI作曲)の使い方と作品への活かし方にまとめているので、はじめての人はそちらから触ってみてください。

狙いに寄せる微調整の回し方

一発で理想が出ることは、正直ほとんどありません。大事なのは作り直し方です。鉄則は「1回につき1要素だけ変える」こと。テンポだけ、ボーカルだけ、楽器だけ、と変数を絞れば、どの指示がどう効いたのかが見えて、狙いに寄せていけます。全部いっぺんに変えると、良くなったのか悪くなったのかが分からなくなります。

  1. 土台を選ぶ/まず3〜5テイク出し、いちばん近い1本を選ぶ。
  2. 1要素だけ動かす/「もう少し暗く」ならムードを1語だけ足す。
  3. 気に入った箇所は残す/良いテイクを土台に、部分だけ作り直す。
  4. 言葉を減らす勇気/迷ったら足すより削る。要素は3〜5個が扱いやすい。

感覚としては、彫刻のように少しずつ削って寄せていくイメージです。5回も回せば、最初とは別物のように狙いへ近づきます。AI作曲全般の考え方や注意点はAI作曲の使い方と注意点でも整理しています。

やりがちなNG指示

最後に、逆効果になりやすい書き方をまとめます。心当たりがあれば1つ直すだけでも変わります。

  • 形容詞の盛りすぎ(「切なくて激しくて優しくて壮大」→要素が打ち消し合う)
  • スタイル欄に歌詞、歌詞欄に設計指示を書く(役割が混ざる)
  • ジャンルを何個も混ぜる(まず1つで作ってから寄せる)
  • 抽象的すぎる言葉だけ(「エモい」「神曲」はAIに伝わりにくい)
  • 毎回すべてを変える(何が効いたか分からなくなる)

なお、Sunoの機能や入力欄の名称、メタタグの対応、料金プランは時期によって変わりうるものです。この記事の書き方も2026年時点の一般的な整理なので、うまく動かないときは、その時点の公式ヘルプや最新の仕様も確認してみてください。作った曲を配信・販売したい人は、権利まわりをSuno AIで作った曲は配信・販売していい?で先に確認しておくと安心です。

よくある質問

Q. プロンプトは日本語と英語のどちらで書くべき?

A. スタイル欄のジャンル・ムード・楽器・テンポ・ボーカルは、英語の定番ワードのほうが解釈がぶれにくい傾向です。pop、city pop、female vocal、90 BPMのように音楽の共通語は英語が安定します。一方、歌詞欄は日本語で書けば日本語で歌ってくれます。設計は英語ぎみ、歌わせたい言葉はそのままの言語、と役割で分けるのがおすすめです。仕様は更新されるので、迷ったら公式の書き方も確認してください。

Q. [Verse]や[Chorus]などのメタタグは必須?

A. 必須ではありませんが、展開を狙いどおりにしたいなら有効です。各ブロックの前に[Verse][Pre-Chorus][Chorus][Bridge][Outro]を置くと、どこがサビか間奏かをAIが理解しやすく、盛り上がりを設計できます。何も付けないとAIが自動で構成を決めるため、サビが弱くなることがあります。狙いがあるならタグで導き、おまかせでいいなら付けない、で十分です。

Q. 何回作り直しても思った曲になりません。

A. 1回につき1要素だけ変えるのがコツです。テンポだけ、ボーカルだけ、と変数を絞れば、どの指示がどう効いたか分かり、狙いに近づけます。形容詞を盛りすぎるとぼやけるので、要素は3〜5個に絞り、良かったテイクを土台に少しずつ寄せてください。それでも詰まるなら、プロに歌や演奏を重ねてもらうなど、人の手を足す発想も有効です。

STAR ROUTE MUSIC AGENCY

AIで作れる時代でも、「届けて伸ばす」には戦略と伴走がいる。

プロンプトを磨けば、狙った曲はかなり引き出せます。でも、良い曲ができることと、その曲がちゃんと人に届いて伸びていくことは、別の話です。どんなジャンルで勝負するか、誰に届けるか、配信やSNSでどう広げるか。そこには戦略と、一緒に考えてくれる存在がいると強い。スタールートは、AIツールも上手に使いながら、あなたの曲を作品として磨き、届けるところまで全国どこからでもオンラインで伴走します。押し売りはしません。まずは今作っている曲を聞かせるつもりで、無料エントリー面談で気軽に相談してください。

※ 本記事は情報提供を目的としたものです。Sunoの機能・入力欄の名称・メタタグの対応・料金プランは変更されることがあります。最新の内容は必ず公式サイトでご確認ください。個別のご相談は無料面談時にご案内します。スタールートは全国どこからでもオンラインでご相談いただけます。

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