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AI・ツール2025.06.01

Suno(AI作曲)の使い方と作品への活かし方

「頭の中にメロディはあるのに、形にできない」。その壁を、Sunoは一気に低くしました。コードもDAWも要らず、言葉で指示するだけで数十秒後には歌つきの曲が返ってきます。ただ、便利さと引き換えに「AIっぽさ」で止まってしまう人も多い。この記事では、初めての人が最初の1曲を出すところから、それを自分の作品として世に出せる水準まで持っていく手順を、順を追って解説します。

Sunoとは何か|3分でわかる全体像

Sunoは、文章で指示すると歌つきの楽曲を自動生成してくれるAI作曲サービスです。ジャンル、雰囲気、歌詞を言葉で渡すと、ボーカル・伴奏・ミックスまで含んだ2分前後の曲が返ってきます。ピアノが弾けなくても、譜面が読めなくても、曲が作れる。ここ数年でネット発の音楽が主流になった流れと重なって、制作のハードルを大きく下げたツールです。

ただ、勘違いしてはいけないのは、Sunoは「作曲の代わり」ではなく「たたき台を高速で作る道具」だということ。ボタン一発で完成品が出るわけではありません。良いテイクを選び、直し、自分の意味を乗せて初めて「作品」になります。AI作曲全般の考え方はAI作曲の使い方と注意点にもまとめているので、あわせて読むと理解が深まります。

POINTSunoは「0を1にする速度」が最大の武器。曲の骨格を数分で作り、空いた時間を「直す・届ける」に回すのが正しい使い方。生成そのものはゴールではなくスタート地点です。

STEP1:アカウントを作って1曲出してみる

なぜ最初にこれか:頭で理解するより、1曲出したほうが100倍早く感覚がつかめます。まずは無料の範囲で「言葉が音になる」体験をしましょう。

手順はシンプルです。

  1. 公式サイトにアクセスし、GoogleやメールでサインアップするだけでOK。スマホのブラウザからでも使えます。
  2. 「Create(作成)」を開き、シンプルモードで作曲したい雰囲気を一言入れます。例:「夜の高速道路を走るような、切ないシティポップ」。
  3. 生成ボタンを押すと、通常は2パターンの曲が返ってきます。1分ほど待って、両方を聴き比べます。

ここでのコツは、1回で当てようとしないこと。同じ指示でも生成のたびに結果が変わります。まずは「へえ、こうなるのか」を体で覚える。無料プランには1日の生成回数の上限があるので、練習は上限を意識しながら回してください。

STEP2:スタイル指定で「らしさ」を出す

なぜ重要か:ふわっとした指示は、ふわっとした「どこかで聴いた曲」を生みます。狙いを言語化するほど、あなたらしい方向に寄っていきます。

スタイル欄には、ジャンルだけでなく「質感」を足すのがコツです。次の3層で考えると迷いません。

書くこと記入例
ジャンル大枠の音楽性lo-fi hip hop、city pop、acoustic ballad
質感・雰囲気音の手触り・温度warm、melancholic、dreamy、80s analog
編成・声楽器や声の指定female vocal、fingerpicking guitar、soft synth

たとえば「city pop, melancholic, 80s analog, female vocal, soft synth」のように並べると、狙いがぐっと絞れます。日本語でも通りますが、音楽ジャンルの語は英語のほうが安定しやすい印象です。逆に、入れすぎると要素がぶつかって崩れるので、5〜6語までを目安に。世界観そのものが定まっていない人は、自分らしい音楽が分からないときの世界観の見つけ方を先に読むと、スタイル指定が驚くほど書きやすくなります。

STEP3:歌詞と構成タグで曲を組み立てる

なぜ重要か:Sunoは歌詞の中に書いた構成タグを読み取って、曲の展開を作ります。ここを意識するだけで、のっぺりした曲がドラマのある曲に変わります。

カスタムモードにすると、歌詞を自分で入力できます。そのとき、各ブロックの頭に角括弧で役割を書きます。よく使うタグはこちらです。

[Intro]
[Verse](Aメロ)
[Pre-Chorus](Bメロ・サビ前)
[Chorus](サビ)
[Bridge](Cメロ・転換)
[Outro]

この骨格に沿って歌詞を置くと、サビでちゃんと開いて、ブリッジで景色が変わる、という起伏が生まれます。歌詞そのものに詰まったら、AIで歌詞づくりを助ける使い方で下書きを作り、Sunoに流し込む流れがスムーズです。刺さる言葉の作り方は心に刺さる歌詞の書き方も参考に。

  • 読み間違えやすい漢字は、ひらがなに開いておく(例:「今日」→「きょう」)
  • サビは短く、母音を伸ばせる言葉を置くと歌が映える
  • 1コーラス分だけ先に作り、生成が良ければ後半を足す
  • 英単語はカタカナ表記にすると発音が安定することがある

STEP4:生成後に直す|再生成・延長・差し替え

なぜ重要か:プロと素人の差は、ここに出ます。「1回目のテイクをそのまま出す」のが最も惜しい使い方です。

生成した曲は、部分ごとに直せます。使う機能は主に3つです。

  1. 再生成:気に入らないパートだけ作り直す。サビは残してAメロだけ回す、という使い方が効きます。
  2. 延長(Extend):短く出た曲の続きを作り、フルサイズに伸ばす。展開を足したいときに。
  3. 差し替え・リミックス:同じ歌詞で別テイクを大量に出し、いちばん良い1本を選ぶ。5〜10テイク回すつもりで。

ここで大事なのは、耳の判断です。良し悪しを聴き分ける力は、良い曲をたくさん聴くほど育ちます。生成を回しながら「なぜこのテイクが良いのか」を言葉にするクセをつけると、指示の精度も一緒に上がっていきます。

POINT「1発で完璧」を狙わない。5〜10テイク出して選ぶ・部分再生成で磨く。この2つを回すだけで、仕上がりは別物になります。

STEP5:AI曲を「自分の作品」に昇華させる

なぜ重要か:Sunoで出しただけの曲は、悪く言えば「誰でも出せる曲」です。そこに、あなたにしか出せない要素を足すほど、作品としての価値が生まれます。

昇華のやり方は、大きく3ルートあります。

ルートA:歌詞と物語で自分ごとにする

伴奏はAIでも、歌詞に自分の実体験や視点を込めれば、それは紛れもなくあなたの曲です。多くのリスナーが心を動かされるのは、音の新しさより「その人の言葉」だったりします。

ルートB:自分の歌・演奏を重ねる

Sunoで作ったオケに、自分の歌や生ギターを宅録で重ねる。これで一気に「人の温度」が乗ります。手順は宅録のやり方にまとめました。歌を上手く録るコツは録音で歌が上手く聞こえる歌入れのコツもどうぞ。

ルートC:見せ方で世界観を統一する

曲だけでなく、ジャケットや発信のトーンをそろえると、作品が一段引き締まります。ジャケットはAIでジャケット・アートワークを作る方法で、AIを使ってそろえられます。

権利と商用利用|出す前に確認すること

作品として配信・販売するなら、権利の確認は避けて通れません。ここは断定せず、必ず自分で最新の規約を読む前提で、押さえるべき論点だけ挙げます。

  • 有料プランと無料プランで、商用利用の可否が異なることが多い(配信するなら有料が無難)
  • 利用規約は改定されるので、リリース直前にもう一度確認する
  • 既存曲や特定アーティストの声を真似る指示は、トラブルの元になり得る
  • 配信プラットフォーム側がAI生成の申告を求める場合がある

AIカバーや声の扱いという、より繊細なテーマはAIカバーと声の権利で詳しく整理しています。サブスクに出す実務は自分の曲をサブスク配信する方法を読めば流れがつかめます。

ミニ事例|3週間で初リリースまで

会社員をしながら音楽を始めたユウキさん(仮名・26歳)は、楽器がまったく弾けませんでした。「作曲は無理」と諦めかけていたところでSunoに出会います。

1週目は、とにかく生成に慣れる期間。1日3〜4曲を出して、好みの方向を探しました。2週目は、自分で書いた失恋の歌詞を[Verse][Chorus]のタグに沿って流し込み、8テイク回してベストを選択。3週目は、サビのボーカルだけスマホで録り直して重ね、AIで作ったジャケットを添えて配信。合計約20日で、初めての1曲を世に出しました

ユウキさんいわく、「作れないと思っていたのは思い込みだった。むしろ大変だったのは、出したあと聴いてもらうところ」。まさにその通りで、作る壁が下がった今、勝負は届け方に移っています。だからこそ、生まれた時間を発信に回す設計が効いてきます。

よくある質問

Q. Sunoで作った曲は自分の曲として配信・販売できますか?

A. 有料プランで生成した楽曲は、規約上あなたが商用利用できる形になっているのが一般的です。ただし規約は改定されるため、配信やグッズ化の前に必ず自分の目で最新の利用規約を確認してください。無料プランは商用不可のことが多いので、収益化を考えるなら有料プランを選ぶのが安全です。

Q. 日本語の歌詞でもきれいに歌ってくれますか?

A. 日本語の生成品質は年々上がっていますが、発音が不自然になったり、ひらがなの読みを間違えることはまだあります。読み間違えやすい漢字はひらがなに開く、英語をカタカナにする、生成を何回か回して良いテイクを選ぶ、といった工夫で精度は上がります。

Q. 音楽の知識がなくても使えますか?

A. 使えます。コードもDAWの知識も不要で、言葉で雰囲気を指示するだけで曲の形になります。むしろ知識ゼロの人が最初の1曲を完成させる体験を得るのに向いています。ただし作品として仕上げる段階では、構成やミックスの視点があると差がつきます。

Q. AIで作ったと公表しないといけませんか?

A. 法律上の一律の義務があるわけではありませんが、配信プラットフォームによってはAI生成の申告を求める動きがあります。隠すより、制作過程の一部としてオープンに語るほうが、今のリスナーには誠実に映る場面も増えています。

Q. Sunoだけで音楽活動は成り立ちますか?

A. 曲を作るところまではSunoで大きく短縮できますが、それを届ける発信やファンづくりは別の仕事です。作ることと届けることは別の技術なので、Sunoで生まれた時間を発信や関係づくりに回すのが、活動として成り立たせる近道です。

STAR ROUTE MUSIC AGENCY

AIで作った曲を、「聴いてもらえる作品」まで一緒に磨きます。

Sunoで曲は作れても、そこから配信・発信・ファンづくりまでを一人で回すのは大変です。スタールートは、楽曲制作の仕上げからSNS運用代行、活動の学びまで、あなたのやり方に合わせて全国どこからでもオンラインで伴走します。未経験でも、AIを使っていても大歓迎。まずは今作っている曲の話から、気軽に聞かせてください。相談は何度でも無料です。

※ 本記事は情報提供を目的としたものです。最新の内容・料金・キャンペーン等は無料相談時にご案内します。スタールートは全国どこからでもオンラインでご相談いただけます。

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